2018/07/20

夕暮れの島・33 ゆうぐれのようなあの

長崎・池島
何度もこの島へ来る理由は廃墟を見たいからだけというわけでもない。
でもはっきりとした目的もない。

この島の持つ独特の感じはまるで夕暮れのようで、いっときみんなで楽しく遊んだあと
日が暮れてバイバイと声をかけてゆっくりと人が引けていくちょっと寂しいあの感じと似ている。
寂しいけれど必然で、その先の人々に別に悲しいことがあるわけでもない。
ただ、その時間が終わっただけ。

何度も来てしまうのはその夕暮れのような時間を味わいたいからかもしれない。

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